コールセンター＆デスクワークの登録販売者求人

2014年の改正薬事法（現・薬機法）以降、一般用医薬品を通信販売できるようになってコールセンターやデスクワーク、内勤業務の登録販売者求人が増えてきました。

こちらでは、コールセンターやデスクワーク業務の内容やこれらの業務に就くメリットとデメリットなどを紹介していきます。

登録販売者を募集しているコールセンター＆デスクワークとは

一般医薬品をインターネットで通販する店舗には電話の相談窓口を設ける必要があり、その業務を対応をするのが専門知識を持つ登録販売者です。その会社が取り扱っている医薬品の問い合わせや健康相談など、対面ではなく電話でお客様とコミュニケーションをとります。

さらにお客様から受けた注文の処理やデータ入力、メールでの問い合わせへの返信、商品発送手続きなどの業務もあります。

コールセンター＆デスクワークのメリット

夜間勤務がなく土日定休であることが多い

ドラッグストアは営業時間が長くて土日祝日も営業していることがほとんど。むしろ土日祝日はお客様が多いので、週末は月○日以上出勤できる人、という条件で求人されているケースが多いために不規則な勤務シフトになりがちです。

コールセンター＆デスクワークの大きなメリットは、日中の固定シフトで土日祝日が定休日である会社が多いこと。内勤の募集要項を見ると勤務時間は10時～19時まで、土日完全休みの週休二日制、という会社が多く残業もほとんどありません。

体力に不安がある人でも勤務できる

ドラッグストアでは商品の品出しや陳列など体力を使う作業があります。医薬品だけでなく日用品・食料品なども担当する場合は、重い商品を扱うために女性や年配の人、腰を痛めている人にとってはかなりハードです。

一方でコールセンターやPC作業などは座りながらの業務です。特に体力は必要ないので、問題なく働けます。

コールセンター＆デスクワークのデメリット

実務経験に換算されない職場も

正式な登録販売者になるには直近5年間に2年以上の実務経験が必要になります。コールセンターなどの内勤業務は、会社によって実務経験に換算されないことがあるので研修中の人は会社に事前確認をしてください。

営業・クレーム処理を担当することも

コールセンターの求人をしている会社の多くは、お客様からの電話を受ける側です。しかしなかには顧客データにあるお客様へ会社から営業をかけることもあるようです。営業が苦手な人は苦痛が伴うため、事前に業務内容の詳細を確認してから応募しましょう。

また消費者のなかには商品や発送の不満などの怒りをぶつけてくる人もいます。そのような内容にも適切に対応できる話力と精神力が必要です。

コールセンター＆デスクワークの登録販売者求人情報

こちらでは登録販売者の有資格者を対象に、どのような求人情報があるのかを紹介します。以下に紹介している求人はすでに募集を終了していますが、求人の傾向をつかむ参考にしてください。

株式会社メディカルリーチ

株式会社メディカルリーチは医薬品（主に漢方薬)やサプリメントの通信販売業務を行っている会社です。こちらではお客様からの健康や漢方薬に関する相談や商品の質問等に対応するテレフォンオペレーターを募集していました。

株式会社EPファーマライン

EPファーマラインは医薬品や医療、医療機器などの業界に特化したDI（Drag Information）サービスやヘルスケアサービスなどを行っている会社です。登録販売者有資格者は、自社ブランドのOTC医薬品を購入したお客様へのカウンセリングコール業務を担います。

株式会社ジェネリック薬品

株式会社ジェネリック薬品は、有効成分がすでに検証されている後発医薬品（ジェネリック医薬品）や健康食品を製造している会社です。お客様からの問い合わせや相談対応、簡単なPC業務、出荷業務などを担当する人材を募集していました。

コールセンター＆デスクワークはこんな方におすすめ

コールセンター＆デスクワークの業務は、家族と一緒に夕食を取ったり週末を過ごしたい人、力仕事が苦手な人や腰を痛めている人などに向いています。給与に関してもドラッグストアと同じか、それ以上稼げる場合もあるので、ある程度の収入を得たい人は検討してみてはいかがでしょうか。

ただし会話だけでお客様から情報を引き出したり共感を示す必要があるため、言葉遣いに気を配れる人、コミュニケーションスキルに長けていることも大切。またある程度のPCスキルも必要となります。