会社によっては人手不足で、なかなか自由に休みを取れないと言われる登録販売者。パートでも土日休みを取ることはできないのでしょうか?
ここでは、一般的なパート・登録販売者のスケジュールや休暇事情などについてご紹介します。あわせて、パート・登録販売者が確実に土日休みを取る方法も考察してみます。
給与面や福利厚生の面では、やや正社員に劣る立ち位置となるパート・登録販売者。しかし、その一方で休暇の取りやすさの点では、正社員よりも有利な立場であることは確かです。
正社員の登録販売者の場合、「ぜったいに毎週土日を休みにしたい」と会社に訴えても、会社に却下される可能性が高いでしょう。「シフトを調整して、スポットで土日休みを取るように」と言われるのが通常です。
それに対してパートの登録販売者の場合、採用面接の際に「ぜったいに毎週土日を休みにしたい」と会社に伝えれば、その条件の中で採用にいたる可能性があります。
土日休みに限らず、何らかの家庭の事情があった場合、家庭のスケジュールを優先させた勤務体系にできる点は、パート登録販売者の良いところでしょう。
会社によっては、パートであっても正社員と同様の働かせ方をするところもあるようです。そのような会社に入ると、せっかく休暇の自由度を求めてパートという立場を選んだにも関わらず、家庭の都合に合わせて休暇を自由に取れなくなる可能性があります。
採用面接の際には、「パートだから休みは自由に取れる」という先入観をいったん捨てて、その会社におけるパートの働き方、休暇の取り方の実態を、よく確認しておくようにしましょう。面接官に直接尋ねるだけではなく、その会社の元パートさんなどからの口コミも参考になります。
大手ドラッグストアやコンビニ等のパート・登録販売者の求人票を参考に、それぞれの休暇制度(勤務体系)に関する記載を確認してみましょう。
■クスリのアオキ
■スギ薬局
■マツモトキヨシ
■サンドラッグ
※上記のうち4時間程度のシフト制
※時間・曜日は応相談
■ツルハドラッグ
■ローソン
■ファミリーマート
以上、大手ドラッグストアやコンビニのパート・登録販売者の休暇制度、勤務体系について確認してみました。
ご覧いただいて分かるとおり、パートは正社員とは異なり、基本的には勤務時間・曜日が自由です。よって制度的には、土日休みを取ることは無理ではありません。ただし採用される店舗によっては、どうしても土日に出てほしい等の要望がある可能性があります。求人に応募する際には、それぞれの店舗の事情もよく確認することが大切でしょう。
正社員に比べれば土日休みを取りやすいパート登録販売者ですが、より確実に土日休みを取るためには、次の2つの方法もおすすめです。
大手ドラッグストアの直営店やフランチャイズ店は、土日も祝日も含め、基本的には年中無休で営業しています。一方で、たとえば個人が経営している小さな薬局などの場合、土日は閉店していることが珍しくありません。
どうしても土日休みにしたいならば、もとから土日に営業していないお店を選んでパートに申し込む、という方法が確実でしょう。
ドラッグストア等で販売や発注、在庫管理等の一連の仕事を覚えたら、後は独立して自分のお店を開業する、という方法も選択肢の一つ。自分でお店を開業すれば、自分の休みを自分で自由に決めることができます。土日休みも、もちろん問題ありません。
なお登録販売者が一人で独立開業する場合、資格に応じた範囲の医薬品しか販売することができません。ただし、開業したお店に薬剤師を採用した場合、第一類医薬品の販売や調剤をやることができます。
※2018年10月時点の情報
※2018年10月時点の情報
※2018年9月時点の情報
※2018年10月時点の情報
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※1.コンビニ:2018年10月時点の情報
※2.薬局:2018年10月時点の情報
※3.家電量販店:2018年9月時点の情報
※4.スーパー:2018年10月時点の情報